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2010年5月

2010年5月21日 (金)

おやじの居場所を創ろう。

 以前から思っていたことですし、私の心の師匠と崇拝する建築家の故宮脇檀さんもいくつかの雑誌で発言されいてましたが、本当にこの「おやじの居場所」がない家って数多くありませんか?もちろん、そんなこと無いよっておっしゃる方も多く有るとは思いますが、そのような方は読み飛ばしてくださってokです。

 せっかく家をつくるんですから、是非お互いに粗大ごみ扱いされないようにしませんか?もしくは、粗大ゴミ扱いしないでください(^○^)

 さて、家が欲しいと思うきっかけはいろいろなんでしょうが、その時に自分だけの書斎みないなものを持ちたいと思ったご主人さんは多いと思うのですが、取得して引っ越してみると書斎どころか自分の居場所が無かったり、書斎と名の付く部屋を用意したつもりがいつしか納戸になってしまっていることがありませんか?
 
 では、何故そうなってしまうのでしょうか?
・打合せに参加していますか?
・つい予算の話ばかり気になっていませんか?
・一体誰の家を造っているのですか?

 ご自身を含めた家族皆さんの「家」です、せっかくのマイホームを建築するのですから、最初に思ったことを是非実現しましょう。

 もちろん予算の許す範囲で考えるわけですから、あえて「おやじの居場所」って書いているんです。書斎なんて書くとそんなたいそうなって構えてしまうでしょうが、コーナーでも良いですし、椅子一つでも良いんです。

 良く、日本人の男性サラリーマンは会社にいて家に帰るなんて冗談じみて云われるていますが、これはやっぱり居心地の良い家に住んでいないのでしょう、若しくはご自身のライフスタイルに合っていないのではないでしょうか?

 家は、決して寝に帰るところでは有りません。ご自身の家を計画する際は、資金のやりくりだけではなく、打合せにもご主人にも是非参加して欲しいと思います。 また、打合せの中心となることの多い奥様方におかれましては、是非システムキッチンの色や形、ガーデニングの話や家事室の話とともに「おやじの居場所」も確保する打合せもしてください。(^^)

ご一緒に居場所を確保してみませんか?(^^)v

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2010年5月19日 (水)

監理ってなに?!

現場監督とは、また違うんです

「家は建てよう」ではじまったBlogも「見積なんて怖くない」・「設計図には何が書いてあるの」と建築についてあれこれ書き綴ってきましたが、今回は現場の要である工事監理について書いてみたいと思います。

 さて、一般にこの工事監理って何? 現場監督と一緒じゃないの?と思われる方が多いと思います。

 工事監理の定義は、建築士法第二条第6項に次のように定義されております。
「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。

 つまり、工事の直接の段取りをする現場監督とはまた別の業務なのです。
では、そんなもの要らないんじゃないの?と思われがちなんですが、建築士の資格を持って各種の業務をこなす建築家の業務範囲の中でも実はとっても大切な業務なんです。
かといって工事監督の監視役ではなく、工事請負業者の持ちうる最高の技術を引き出して、建築主の望む良質で価値のある建築物を予算内にて建築することに最大の努力を払ってこの監理業務をこなすこととなるんです。


 建築家にとって工事監理という業務は、設計業務と一体(延長上)で考える事が多く、設計図書だけでは完全に表現出来なかったことの最後のフォロー場所であると同時に、建築主の意向に沿って作成した設計図書を現場で確認しながら工事を完成させていく業務と云う訳です。
良く産みの苦しみと云いますが、本当に苦労もありますが創作者としてこの上ない喜びを感じる業務でもあります。

 それでは、その様な第三者的な工事監理者の存在しない、設計施工を一貫して請ける工事請負業者の場合は、自己管理の上で持ち前の施工技術等を駆使して良い建築物の完成を目指す事となります。企業である以上自己の利益が第一になるように考えることになりがちです。
 もっとも、これは私を含め企業としての設計事務所組織の場合にも、当てはまる部分が無いわけでは有りませんが、工事もしない建築家が自己利益第一と考える事自体がもう問題外ですわ(^◇^)

 一般に建築主は、予算の範囲内で最良の建築物がイメージ通り出来上がること、また完成後にはトラブルが発生しないことを最も望んでいるはずです。仮に設計だけ建築家に頼んで設計してもらい、その後ある工務店に工事発注をした場合を考えてみましょう。この場合、工事がその設計図通りに工事出来ているかどうかの判断は専門的な知識のない建築主に出来るでしょうか?

 あるいは設計変更に伴う工事費の増減に対する確認や精算が出来るのでしょうか?この様な第三者的な工事監理者が介在しない場合では、トラブルなどが発生しても一方的に不利益である事は必至であるとおもいます。

 私が良く冗談で云うことなんですが。建築現場で「安全第一」って書かれたシートや看板等を見かける事が良く有るとは思いますが、本当に安全第一を考えたら建築工事なんて出来ないんじゃないの?って思ってしまいます。もっとも、スローガンを非難するわけでも無く、当然安全も考慮しなければいけないことぐらい十分承知の上での事なんですがね(^^;

 どうですか?工事監理の大切さもご理解いただけましたでしょうか?(^^)ゞ

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設計図には何が書いてあるの?

設計図書の隅々までずずずい~っと知ってください。

 よく「素人だから図面が判らないと」云うことを耳にすることが有りまが、ご自身の資産となる家(建築)に関わることですので、このようなことを平気で公言していて良いはずはないことは、ご理解いただけると思います。今回はこの設計図をテーマに書いてみたいと思います。

 まず最初に設計図に何が書いて有るのかを知らないといけません。設計図とは、正式には設計図書と云います。一般的には仕様書(図面では表現出来ない材料や品質及び工法等を指定するもの。カタログで言うスペックなど)と設計図のことを指して云います。これに工事の現場説明書、図面に対する質疑解答書及び現場指示書も加わることとなります。

 これらの設計図は、全て建築主の意向を基に建築家が頭の中でイメージしたものを、形として完成するために書き表したものです。そしてこの設計図を見ながら各専門工事の職方の皆さんに造ってもらうわけで、いわばその建物専用の注文書と云えますね。口答では指示し忘れてしまうことの無いように、またお互いに誤った解釈をしないために約束事に従ったシンボル等を決めて書き表しています。したがって素人の人には取っつきにくいものではありますが、決して理解出来ないものでは有りません。判らないところは、どんどん質問をして、理解を深めることをお薦めいたします。

 通常設計図は、大きく分けると仕上表・建築一般図・詳細図・構造図・設備図・外構図に区分できます。建築一般図とは、その建築の根本を示す図面のことです。建物の配置を示す配置図、各階の間取りを示す平面図、外観を表す立面図、高さ関係を示す断面図等があります。詳細図とは実際にいろいろな仕上材料等がどの様に取付くのかを示した図面のことで有り、平面図や断面図を詳しく表現した平面詳細図や矩計図、特殊な部分を表した部分詳細図、床・壁・天井を表現した床伏図・展開図・天井伏図、開口部にはめ込む建具の形状・サイズ等が書かれた建具表が有ります。
 構造図とは、建築の骨組みを表現した図面のことであり、基礎の形状を始め柱や梁のサイズや各部材がどの様に組み合わさるかを示す梁伏図や軸組図、各架構図等が有ります。
 設備図とは、給排水、衛生陶器、給湯やガス設備、換気扇や空気調和設備機器の配管や機器の位置等を示す機械設備図と電気の引き込みや屋内外の配線、照明器具、テレビや通信機器の設置に関わる配線配管等が表現された電気設備図が有ります。
 外構図とは、門塀、ガレージや庭園等を書き表した図面です。

以上の図面すべてが、その建物を完成するためにすべて必要な図面なのです。
一般的な延べ面積が30~40坪程度の住宅(100~140㎡)の場合で有っても、A2判(新聞紙一項のサイズ)で30~40枚前後の枚数の図面が必要になってきます。

これら全ての設計図書は、基本設計図等を基に製作される事が多いので、この段階で建築家への要望等をしっかりとお願いして、意見の交換を行い基本設計を練り上げていくことが、非常に大切なこととなります。逆に、してはならないことの代表は、判らないことをそのままにしておくことです。建築主である、あなたはどうぞ建築家に遠慮なく質問をして説明を受けて納得して頂きたいものです。
「後悔先に立たず」とは本当に良く云ったもので、設計時点での変更は、無償又は少額のコスト変更等で済むことが多いですが、いざ現場が始まっていたり、材料を発注した後では、多大なコストが掛かる場合が殆どであり良策とはいえないです。

 どうですか?設計図を読んでみようという気になって頂けたでしょうか?(^^)ゞ

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2010年5月18日 (火)

見積なんて怖くない!

 工事を始まるまえに、どうしても決めないといけないことがあります。それは工事施工者の決定とその工事請負金額を決定する事です。この工事請負金額を決定するときに、よく聞く言葉に「見積書」と云う言葉があります。それでは建築主のうち何人の人が、その中身を把握しているのでしょうか?
 見積書の表紙にある総額○○円と記載された金額とその消費税の額面に驚いて、肝心の中身のほうはページをパラパラとめくる程度だけですましてしまうと云うことは無いようにして欲しいのです。
 A4判2,3ページの見積書ならば、誰でも詳しく見る気が湧いてくるかもしれませんが、建築の見積書というものは、最低でも2~30ページ以上であり中には100ページを越えるものも珍しく有りません。ページ数が増えれば増えるほど自分では理解出来ないのではと思い込んでしまっていることはないでしょうか? 今回は、その見積書の読み方のポイントを説明しましょう。

 見積書には日常ではあまり使わない建築用語や材料名とその数量そして単価が、あれこれと数百項目も書きつづられていますのでプロの私でさえ、中身を理解する場合には少し気合いを入れてから臨むように努めていますし、実際に短時間で出来るものでは無いのです。

 それでは、その説明に入りましょう。
 その第一のポイントは、記載されている計算の検算をしましょう。基本的に見積書の内訳(中身)は、ある材料費や労務費について、建築するに必要な数量にその単価を掛け合わせた金額を合計した表ですから、四則演算だけで簡単に確認出来るのです。本来、誤りが有ってはならない書類では有りますが、人間の作り出す書類(出来上がりが、たとえ機械的に処理されていても)で有りますので、100%誤りが無いとは限らないのです。たとえ時間が掛かかろうとも、是非とも見積書の検算してください。

 さて、第二のポイントとしては、各項目に記載されている各単価が、適正な金額であることです。これは当然と云えば当然なのですが、工事施工者が材料を購入したり、各職人の皆さんへの支払う予定金額が記載されているわけですから、必要以上でも必要以下の金額でも有ってはならないからです。(必要以下である時に、適正な工事が出来るか疑問があるからです。)あなたが、普段のショッピングで購入する様なものでは有りませんので、各単価を知らなくて当たり前なのですが、普段から様々な住宅雑誌等で勉強されて居る人には、さして難しいことでは無いことかもしれません。
建築の資材単価等は日々変動するわけですから、プロの私が行う場合でも最新の資料でもって確認致します。
 一般の方でもご購入出来る安価な書籍等がございますので、ここでご紹介いたします。
図解入りでとても解りやすいものに「積算ポケット手帳」建築資料研究社発行や特に材料の事に詳しい「建設物価」建設物価調査会発行、「積算資料」経済調査会発行等のものが有ります。これらの書籍を参考に見積書に記載された各単価がおおむね適正で有るかどうかを確認することは出来るのです。

 そして、第三のポイントは、その記載されている数量に誤りがないかどうかと云うことです。
これも当たり前なのですが、この数量の算出には設計図書(図面)と云うものが欠かせないのです。
先程の単価を調べるにも必要で有りますし、それぞれの材料等には仕様(グレード)と云うものが決められているわけですから、あなたは設計図書の重要性を今改めて実感したのではないでしょうか。
それら材料等の数量は、全て図面に書かれている訳ではなく(本来は、全て記載されるべきなのですが、非常に多くの材料等が必要になりますので、設計図書に於いては簡略化されております)、この図面を読んで(見て)四則演算等をして数量を算出いたします。一例を上げますと、各部屋の壁面を横に書き込んだ図面を展開図と云いますが、この図面から壁仕上の壁紙(ビニールクロス等)の数量を算出するには、この部屋の壁面積を計算すれば良いのです。具体的には、「壁の長さ×天井高-開口部面積=壁面積」となります。この計算値と見積書に記載された、数量が一致することになるわけです。
実際には、同様の仕上が他の部屋にも使われていたりする訳ですから、それぞれの合計が見積書に記載されていると云うことなのです。

 どうですか?噛み砕いてみると、見積書なんて全然難しく無いことがお解り頂けたことと思います。(^^)

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2010年5月17日 (月)

家は建てよう!

 ご自身のライフスタイルを一度じっくりと思い出して考えてみてください。

例えば、畳の上でごろっとしなければくつろげない人、黒革のハイバックチェアーに深々と座りブランデーを飲むことが楽しみな人、近所の皆さんとホームパーティをする事が好きな人、一日中TVを見ていても飽きない人、黙々とサニタリールームで筋力トレーニングに励む人、庭の土いじりがとっても好きな人等々、・・・・・・。ライフフスタイルは個人や家庭によって様々なのです。

それなのに、お隣さんやお向かいさんと似たような家や間取りで満足していいのですか?

最近でこそ聞かなくなりましたが、酔っぱらってお隣さんに帰ったなんて嘘のような本当の話も数多く有るぐらいです。服はTPOとともに使い分け、着替えたり買い換えたりしている訳ですから全てオーダーメイドって訳にはいかないでしょうが、家は滅多に建て替えることは出来ないのです。だからご自身のライフスタイルにジャストフィトする家をオーダーメイドして建てる事を提案します。

 お気に入りの土地なんて、そう簡単に手に入る物では有りませんが、そんな土地を見付けることが出来ましたならば、是非ご自身の家を建てて下さい。家を買うなんてご自身のライフスタイルを人に任せるようなことは、云わないで欲しいのです。ご自身で設計出来るならば、そのような素晴らしいことは無いのですが、やはり専門的な知識が必要なことも有ります。私たち建築家(建築士の資格を持ち実際に設計等の業務に携わる人)があなたのお手伝いを致します。
Dome

この写真は、今年初めに下関の友人宅へ行く前日に寄ったた福岡ダイエーホークスのホームグラウンド「福岡ドームとホテルシーホーク」です。ホンマに極端な話ですが、上手くいくいかないは別として(建築のプロがこんなこと書くと情けないですが(^^;)、建築家にご相談されれば、ご自宅の屋根をこの福岡ドームのように開閉式のものにする事も可能なことなんです。ヽ(^^;)ノ

  建築の設計と聴いて、今までは漠然と必要だろう?と思っていたあなたには、どんな建築にも設計が必要で、しかも本当はオーダーメイドの世界で有ることが良くおわかりになるのではないでしょうか?(^^)

もう少し身近な実例をあげますと、屋上に天体望遠鏡を据え付けた観測施設を設置した住宅も今では特に珍しくは無くなりましたし、音楽を目一杯のボリュームで聞きたいと云うご要望から、地下室にオーディオルームを作っている家等々、もちろん単純な四角い住宅を作るよりは若干費用が掛かるかもしれません。しかし、ご自身のライフスタイルを確立するという前提(目的)が有れば、後は予算の調整をすれば良いのです。

総予算の割り振りもご自身で決定する権利が、建築主であるあなたには有るのです。

 実を云いますと、家作りに本当の完成は無いのです。同居する人の数も変化しますし、またその人の年齢もまた変化します。あえて云えば、住まい主が全て存在しなくなった時点で、ようやくその家の終焉が訪れるのです。家は、常に住まう人の生活(ライフスタイルと)と切っても切れない関係にあるから「住宅とか住居」とも呼ぶのです。いつでもどんな状況にも対応しやすい家の為に私ども建築家はお手伝いしたいと思うのです。予算が少し足りない場合に、規模構造を小さくすることで対応することも一案ですし、規模構造はそのままで仕上をしないで建築することも一案なのです。

 一生のなかで一番高価な支払いをすることになるであろう、家にもっともっと興味を持って、そして是非家を建てて下さい。(^^)

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遅ればせながら。

ブログを運用します。

先般より、HPを久しぶりに更新して(爆笑)

ツイッターも始めたので、ブログも始めます(^^)

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