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2019年7月20日 (土)

京都の放火事件に思う事。

 なんだか久しぶりのブログアップ。
建築関係者として、一昨日起きた京都アニメーションの放火事件が、どうしても心に引っかかります。
放火は、厳罰に処さないとアカンものです。
突然の不幸にて人生の終焉を迎えた多くの皆さまにたいし、ご冥福をお祈り申し上げます。
また、負傷者の皆さまにおかれましては、お見舞い申し上げます。
 昨今、様々に理不尽な事件が多々起こる状況の中で、建築関係者は何もできなく指を口にくわえる事しかできなかったのでしょうか?
防火地域・準防火地域以外の地域で、鉄筋コンクリート造3階建て、延べ約700㎡の事務所ビルとの事ですから確かに建築基準法上は、耐火建築物や準耐火建築物でなくても問題はなく、3階に居室があっても防火区画が出来ていなかったとしても違法ではないのでしょう。
普段、建築設計者は、建築基準法すらギリギリの設計をすることが多くありますか、それで良いのでしょうか?
しかし、延べ面積700㎡の建築物に客人も含めて約70名の人々が集まっていたのですから、結構な過密状態だったはずです。
 らせん階段は別として、せめて屋上まで続く階段部分が任意にでも防火区画(竪穴区画)されていれば、多分これほどの死傷者は無かった事でしょう。
建築設計者は、建築主(クライアント)の要望以上の計画案を様々に提案します。従って、計画案には義務以外の事も安全・安心の為にペンを走らせる事が多々あります。しかし、予算ありきの結果で余分なものは削除されることが多いです。この建築物がそうであったのかは、もちろん不明です。
建築主との二人三脚であるはずの設計活動が、そうでなくなる時に何時も脛に傷をもつ事になります。
とは言え、過剰とならない程度の安心・安全で機能的かつ素敵な設計を提案し続けて今後とも奮闘しければと思いました。

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